DECORGARDEN

2008/12/29

The Memory Of 2008 DECORGARDEN

  雪どけが始まるのは3月上旬、植物たちはこの時期を待っていたのでしょう。あちこちから小さな顔をのぞかせています。


4月に入ると、にぎやかに球根たちのお目覚めです。

昨年の晩秋、いや初冬に、茨城県ひたちなかのジョイフル本田に行って、もう半値以下になった数種の球根を大量に買ってきて埋めました。

 

デコルガーデンの毎春の様子は、水仙、チューリップが咲き出すと、早熟な樹木の花々が一斉にほころび始めます。ちょっと不思議なことなのですが、例年同じテンポです。急に庭中が華やぎます。

(左)いちい (右上)花もも (右下)やまぶき

(左上)カイドウ (左下)マロニエ (右)カリン

そんな様子をじっと見ているのがクリスマスローズとクレマチスです。従来のものと、昨秋大森プランツから購入してきた八重咲きの数株が混じってとても華やかでした。

… 春の風景 …




やがて5月、春が遅い会津でも草木、樹木が真っ盛り、眩しいほどの輝きです。
次から次へとやってくる春の天使とともに毎年この時期に東京からやってくる孫(2人の姉妹)が、庭じゅう駆け巡り、花を摘んでは「花屋さんごっこ」をくりひろげます。
いつもこの時に、彼女たちが思い思いの1年草の苗を植えて帰ります。「おばあちゃま、しっかり水やりしてね」ですって。


(左)ルピナス (右)なでしこ


(左)ニゲラ (右)レースフラワーとスイートピー
秋に種を蒔いた苗が大きくなって、花が咲きそろう頃、6月に入ります。

 

会津のバラは6月初旬、15日頃までが見ごろです。今年はせっせと、木搾液を小まめに散布、薬を使わず我慢した甲斐があって、素敵なバラが咲きそろいました。約80種、約80株。でも1/3かしら、お目にかけてもいいのは。まだまだ勉強が必要です。でもこの時期は庭のあちこちで、バラが自由気ままにそして誇らしげに咲いています。

… バラの風景 …




あっ、そうそう。春に嬉しい出来事がありました。

10年ほど前に、霊山町で見つけたアンティークの街灯。ヨーロッパのどこかの町で使われていたのかしら、趣のある代物。とても欲しかったのですが、高価で手が出なかったので当時あきらめました。4月でしたか、暫くぶりにその店を訪れると、まだ凛として立っているではありませんか。懐かしくって、また欲しくなって価格交渉。当時の半値以下で妥結。とうとうデコルガーデンのシンボルになったのです。

 


バラの時期に合わせて、ささやかな「オープンガーデン」。いつもの方、初めての方、たくさんの出会いがありました。

この時にあわせて、「ガーデン&ガーデン」の取材があって、1年を通しての一番の盛り上がりになりました。

 



7月後半、会津盆地は高温多湿。でも宿根草たちはめげずに咲いています。デコルガーデンの夏色の景色です。

… 夏の風景 …





夏の風物詩ヘメロカリスの150株。次から次と咲きますが悲しいかな1日花。しっかりと花殻を摘んでやります。ゆりとのコラボの日が続きます。


 

夏の日のハーブ。強い日差しに負けずにどんどん成長していきます。



エキナセアはデコルガーデンの夏から秋にかけての顔です。キレイで花期も長い、いわば丈夫で長持ち。とってもいい感じ・・・。遅いものは晩秋まで彩を添えてくれます。

 


9月に入ると、こんな景色に。今年は残暑も少なく、スムースに秋らしくなりました。秋晴れのよい日が続きました。




「おばあちゃまさびしくなったネ」色気のない秋の庭にまた孫がやってきて、来年の春のためにチューリップとビオラをエントランスいっぱいに植えました。頑張ったあとで「チューリップが咲く頃また来るネ。おばあちゃま、ビオラの花殻しっかりとってね」ですって。



11月は景色の数が減ってしまうので、さびしさはかくせません。でも深みのあるこの感じはとても好きです。

 


12月になりました。6日に初雪。21日は霜が降りて孫が植えていったビオラもこの有様です。

 

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